住宅

新築住宅で坪単価を聞いても意味がない3つの理由【判断基準がない】

家を建てたい人
新築住宅を計画しているけど工務店やハウスメーカー

の言っている金額がバラバラなんだよね。

どれが本当の金額なんだろう

 

 

モデルハウスの見学や展示会に行った際に営業の方に

 

坪単価を聞いたりします。実は、坪単価はあまり意味がないんですよね

 

参考にしかならないんです。

 

坪単価の中身が全く不明確なんです。

 

正確には坪単価にはルールがなく、

 

それぞれの会社が独自に出している単価になります。

 

こんな人におすすめ

  • これから新築工事考えている人
  • 自分で調べるのが面倒臭い人
  • 営業に聞きづらい人
  • 勉強中の方

 

坪単価の考え方を学んでみましょう。

 

本記事で学べること

  • 坪単価の考え方
  • 坪単価マジック
  • 会社による坪単価の考え方

 

本記事では、坪単価について触れます。

会社によって金額の提示がなぜ違うのか学べると思います。

それではみていきましょう。

 

坪数が曖昧

 

 

例えば30坪の家だと考えます。

 

同じ30坪でも総二階の30坪と、1階が20坪2階が10坪の家では金額が変わってきます。

 

 

 

 

 

 

総二階であれば屋根面積が単純に15坪、基礎も15坪です。

 

1階が20坪,2階が10坪だとすると、

 

屋根が20坪、基礎が20坪  必要になります。

 

同じ30坪でも工事する面積が変わってきます。

 

家を建てたい人
なるほど床面積が同じでも屋根や基礎が違ってくるんだね

 

ここで坪単価を聞いても、建てる方の間取りで大きく坪単価は変わってしまいます。

 

また、30坪の家と50坪の家では同じものを使ったとしても、坪単価は変わります

 

家を建てたい人
どうして?

 

例えば
50坪で坪単価45万円だとします

50坪✖︎45万=2250万円となります。

 

では30坪で同じ坪単価45万円とすると

30坪✖︎45万円=1350万円となります。

 

実際、30坪で45万円にはなりません。

 

恐らく坪単価60万円近くなります。

 

どうしてそうなるのかと言いますと

 

水廻りは住宅価格の2割~3割占めると言われています。

 

水廻りに600万円かかると仮定します。

 

600万円÷50坪=12万円

 

600万円÷30坪=20万円

 

同じ金額ですが坪数によって単価の差がでます。

 

分母が大きくなると坪単価が安くなります。

 

(でも、総額は大きくなります。)

 

営業の方とかに聞いたとすると、恐らく安い坪単価を説明すると思います。

 

 

そしてプランニングをして、

 

 

見積もり提示の時に聞いていた坪単価と違うことに気づくと思います。

 

 

だから聞いても意味があまりないんです。

 

 

 

算定面積が不明確

 

 

 

 

 

 

 

施工面積なのか床面積なのかで大きく変わってきます。

 

床面積は建築基準法で「床面積」の定義があります。

 

施工面積は会社毎によって異なります。

 

どこまでを坪単価に入れているのかは、会社によって異なります。

 

例えば、バルコニー、吹き抜け、玄関ポーチの屋根部分までも面積と算定するところもあります。

 

どのようなことになるかと言いますと、

 

 

2500万の住宅だと考えて、施工面積が50坪だとすると坪単価50万です。

 

 

ただ、実際の床面積が40坪だとすると坪単価が62万5千円。

 

 

12万5千円の差が出てきます。

 

 

その逆もあります。

 

中身が不明確

 

 

 

 

 

 

坪単価にはルールーがありません。

 

そのため、どこまでを坪単価に含んでいるのかわからないのが現状です。

 

以前私が勤めていたところでは、24.8万円が坪単価でした。

 

窓ありません

 

照明器具ありません

 

水廻りありません

 

それでも坪単価の提示はできてしまうのが怖いところです。

 

展示会で行った時の坪単価にはどこまで含んでいるのか疑問です。

 

建てる地域が浄化槽なのに、実は坪単価は下水単価でした。

 

水道の引き込みは入っていません

 

実際、ルールがないのでなんでもありなんです

 

水廻りのグレードもわかりません。

 

トイレがタンクレスなのか、タンクありなのか

 

断熱材の種類も不明確です。

 

あくまでも、提示している会社のルールの中での坪単価ですので、会社が変わると坪単価のルールもかわります。

 

まとめ

坪単価は聞いても意味がありません。

 

あくまでも参考までに流す感じで聞くくらいがちょうどいいと思います。

 

営業の方は、どうしても安く行ってしまう傾向がありますので

 

話半分くらいでいいと思います。

 

ポイント

大切なのは住めるまでの単価です。坪単価で聞くのではなく、住めるまでの総額でいくらになるか。

総額を坪数で割ると本当の坪単価がでます。

 

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